专利摘要:
本発明は、葉酸塩、これらの組成物および使用に関する。特に、本発明は、少なくとも1種の有機塩基の、置換もしくは非置換の葉酸塩もしくは還元型葉酸塩、またはその天然もしくは非天然の異性体である結晶性および非晶性化合物について、ならびにこれらの組成物および使用について記載する。本発明の化合物は、長期持続する安定性および特異的に高い水溶性を示す。
公开号:JP2011512366A
申请号:JP2010547053
申请日:2008-02-20
公开日:2011-04-21
发明作者:バレツテイ,マルコ;バローテイ,エルマンノ;ビアンキ,ダビデ
申请人:グノーシス・エツセ・ピー・アー;
IPC主号:C07H5-06
专利说明:

[0001] 本発明は、葉酸塩、これらの組成物および使用に関し、特に、本発明は、少なくとも1種の有機塩基の葉酸塩もしくは還元型葉酸塩のいずれか、またはこれらの天然または非天然の異性体である結晶性および非晶性化合物について、ならびにこれらの組成物および使用について記載する。]
背景技術

[0002] 葉酸、すなわち、N−[4−[[(2−アミノ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−6−プテリジニル)メチル]アミノ]ベンゾイル]−L−グルタミン酸、およびこのアニオンである葉酸塩は、水溶性ビタミンB9の形態であり、ジヒドロおよびテトラヒドロ葉酸の、ならびにこれらの対応するアニオンの前駆体である。これらは、食物中に、主にはその共役体として、特に肝臓、腎臓、イースト、果物および多葉緑色野菜中に天然に存在し、および補助食品としても摂取され得る。市販の葉酸は、この上記の誘導体として、合成により調製されている。]
[0003] 葉酸は、黄色または黄橙色の結晶性粉末として存在し、水にきわめて溶けにくく、アルコールには不溶であり、アルカリ水酸化物および炭酸塩の希薄溶液には容易に溶解する。葉酸の水溶液は、熱に敏感で光および/またはリボフラビンの存在下で容易に分解し、したがって、溶液は、冷所に、光から防護して保存されるべきである。]
[0004] よく知られているように、B複合体群のビタミンは、身体が炭水化物をグルコースに変換するのを助け、グルコースはエネルギーを生み出すために代謝される。これらのビタミンは、脂肪およびタンパク質の分解において必須であり、消化管内膜に沿う筋緊張の維持において、および神経系、皮膚、毛髪、眼、口および肝臓の健康の増進において重要な役割を果たす。]
[0005] 新規の細胞の産生および維持に葉酸が必須であることも知られている。乳幼児期や妊娠中などの迅速な細胞分裂および成長の期間において、このことは特に重要である。葉酸塩は、DNAの複製に必要である。したがって、葉酸塩が欠乏すると、DNA合成および細胞分裂が阻害され、最も臨床的には、迅速な細胞交替の一部位である骨髄に影響を与える。RNAおよびタンパク質の合成は阻害されないので、大きい赤血球、すなわち、巨大赤芽球が産生され、巨大赤芽球貧血(セリアック病において見られ得るような)などの大球性貧血、および栄養起源のまたは妊娠中、乳幼児期もしくは小児期における貧血をもたらす。それゆえ、大人も子供も共に、正常な赤血球を産生し、貧血を防止するために葉酸塩を必要とする。葉酸塩はまた、がんへ導き得るDNAへの変化を防止するのも助ける。]
[0006] 多様なテトラヒドロ葉酸誘導体などの葉酸誘導体が、薬物としてまたは他の誘導体を調製するための基本物質として使用され得ることも知られている。しかし、テトラヒドロ葉酸およびこの誘導体は、特に、酸化に対するその感受性のために、極端な不安定性を有することも知られている。]
[0007] 具体的には、5−メチルテトラヒドロ葉酸は、主として腫瘍学における薬物成分として、メトトレキサートおよび5−フルオロウラシル治療との併用療法として、ならびに妊娠、抗生物質療法等に伴う葉酸欠乏性貧血の治療において、重要性を有する。]
[0008] 葉酸塩および還元型葉酸塩の中では、最も比較的安定な誘導体としてカルシウム塩を挙げることができる。US5,817,659およびUS6,441,168は、該酸の1当量当たり少なくとも1当量の結晶水を有する、5−メチル−(6R,S)−、−(6S)−または−(6R)−のテトラヒドロ葉酸の結晶性塩、好ましくは、カルシウム塩を開示している。]
[0009] 5−メチルテトラヒドロ葉酸カルシウムは、それ以上代謝されることなく血液脳関門を直接透過し得る葉酸誘導体であって、市場に出されている唯一のものである。天然に存在する5−メチルテトラヒドロ葉酸は、もっぱらS型で存在し、R型は生化学的には不活性であり、腎臓を通して排泄される。]
[0010] これらの塩は水に不溶であることが報告されている。さらに、葉酸塩および/または還元型葉酸塩のどちらかを含む、ヒトおよび動物による摂取のためのいくつかの組成物が、種々の形態でならびにビタミン、アルギニン、リジン、チアミン、および/またはその他の活性成分と共に、栄養補助剤として、または、例えば、神経性、病態心理学的、循環器疾患、関節炎および炎症状態などの種々の疾患の治療と予防のためのどちらかで、例えば、US5817659、US5,997,915、US6,093,703、US6,241,996、US6,254,904、US6,261,600、US6271374、US6,440,450、US6441168、US6,444,218、US6,451,360、US6,514,973、US6,544,944、US6596721、US6,605,646、US6,673,381、US6,808,725、US6,914,073、US6,921,754、US6,995,158、US2002/0094970、US2004/0219262、US2005/0113332、US2006/0063768において開示されている。]
先行技術

[0011] 米国特許第5,817,659号明細書
米国特許第6,441,168号明細書
米国特許第5,997,915号明細書
米国特許第6,093,703号明細書
米国特許第6,241,996号明細書
米国特許第6,254,904号明細書
米国特許第6,261,600号明細書
米国特許第6,271,374号明細書
米国特許第6,440,450号明細書
米国特許第6,444,218号明細書
米国特許第6,451,360号明細書
米国特許第6,514,973号明細書
米国特許第6,544,944号明細書
米国特許第6,596,721号明細書
米国特許第6,605,646号明細書
米国特許第6,673,381号明細書
米国特許第6,808,725号明細書
米国特許第6,914,073号明細書
米国特許第6,921,754号明細書
米国特許第6,995,158号明細書
米国特許出願公開第2002/0094970号明細書
米国特許出願公開第2004/0219262号明細書
米国特許出願公開第2005/0113332号明細書
米国特許出願公開第2006/0063768号明細書]
発明が解決しようとする課題

[0012] したがって、いかなる特別な注意なしに、葉酸塩および/または還元型葉酸塩および/またはそのような化合物を含む組成物を医薬として使用可能にする望ましい水溶性と共により高い化学的安定性が、依然として必要とされている。]
課題を解決するための手段

[0013] 本発明により、長期持続する安定性および特異的に高い水溶性が達成され得ることが、期せずして見出された。]
[0014] 実際、第1の態様によれば、本発明は、D−グルコサミンおよびD−ガラクトサミンからなる群から選択された少なくとも1種の有機塩基の、置換もしくは非置換の葉酸塩もしくは還元型葉酸塩、またはその天然もしくは非天然の異性体である、結晶性または非晶性の化合物に関する。]
[0015] 好ましくは、本発明の還元型葉酸塩は、(6R,S)、(6S)または(6R)配置を示し、特に、ジ−またはテトラヒドロ葉酸塩である。]
[0016] 本発明の葉酸塩および還元型葉酸塩は、好ましくは、非置換のまたは5−メチル−、5−ホルミル−、10−ホルミル−、5,10−メチレン−、5,10−メテニル−部分によって置換されている、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、−葉酸塩、−ジヒドロ葉酸塩、−テトラヒドロ葉酸塩からなる群から選択され、該化合物は、考えられる場合は常に、(6R,S)、(6S)または(6R)配置である。]
[0017] より好ましくは、本発明の葉酸塩および還元型葉酸塩は、D−グルコサミン−葉酸塩、D−ガラクトサミン−葉酸塩、D−グルコサミン(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−ガラクトサミン(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−ガラクトサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6R)−テトラヒドロ葉酸塩からなる群から選択される。]
[0018] 好ましい実施形態によれば、本発明の還元型葉酸塩は、(6S)配置である。]
[0019] さらにより好ましくは、葉酸塩および還元型葉酸塩は、D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン葉酸塩からなる群から選択される。]
[0020] D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩およびD−グルコサミン葉酸塩は、本発明の最も好ましい化合物である。]
[0021] 本発明の化合物はまた、非晶性状態であることが好ましい。]
[0022] 「葉酸塩」という用語は一般に、当分野では、葉酸に構造的に関連していると同時に同様の生物学的活性を有するいくつかの化学的形態を総称的に意味するために使われるが、本明細書においては、一般に、置換または非置換の葉酸の塩、およびこの天然もしくは非天然の異性体の塩および/またはそれらの混合物の塩を指すが、一方で、「還元型葉酸塩」という用語は、一般に、置換または非置換のジヒドロ葉酸またはテトラヒドロ葉酸のいずれかの塩およびこの天然または非天然のいかなる異性体の塩をも指す。]
[0023] 本発明の化合物は、並外れて長期持続する化学的安定性を示し、このことは、数カ月の後でも純度がまったく変化しないこと、および対応する葉酸塩または還元型葉酸塩部分の力価が実質的に不変であることを実際に保証する。]
[0024] 本発明の化合物のさらなる他の特異点は、本発明の化合物の葉酸塩および還元型葉酸塩の対イオン分子は、動物体内にすでに存在しており、自ずから明らかなように毒性を示さないことにある。]
[0025] 本発明のD−グルコサミンおよびD−ガラクトサミン化合物は、これらの並外れて高い化学的安定性の他に、驚くほど完全な水溶性(1g/mlよりもずっと高い)を示し、このことは、自ずから明らかなように、例えば、アルカリ塩およびカルシウム塩のようなアルカリ土類金属塩などのこれまでに知られている他の葉酸塩または還元型葉酸塩とは逆に、優れたバイオアベイラビリティーを意味することも注記され得る。]
[0026] 他の態様によれば、本発明は、少なくとも1種の本発明の化合物を含む組成物に関する。]
[0027] 当業者であれば当分野の共通の一般的な知識に基づいて理解するはずであるが、本発明の組成物は、種々の形態、固体(例えば、錠剤)または液体(例えば、液剤)のどちらでも、好ましくは、非経口および/または経口の医薬製剤の形態にも製剤化し得るし、他の不活性および/または活性成分をさらに含み得る。そのようなさらなる成分として、本発明の組成物は、またおよび好ましくは、以下の物質:ラクトース一水和物、結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸、ビタミン[特に、ビタミンA、B(B1、B2、B6、B12)、C、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩、D(D3)、E、K、PP]、アルギニン、リジン、チアミン、必須の、飽和もしくは不飽和のω−3および/またはω−6脂肪酸(好ましくは、DHA、ARA、EPA)、SAMe、コバラミン、ユビキノン、プロバイオティクス(ラクトバシリ、芽胞、イースト)、リン脂質、セリン、コリン、イノシトール、エチレンジアミン、植物抽出物(ブルーベリー、ロイコシアニジン、銀杏、朝鮮人参、緑茶、バレリアン、トケイソウ、カモミール)、メラトニン、ミネラル、オリゴエレメント等のうちの少なくとも1種を含むことができ、症例が示す必要性および状況に応じて、その必要のある対象に対して有効量で投与され得る。]
[0028] 単なる例示であるが、本発明の化合物および/または組成物は、対象の一日の葉酸必要量の、5から3000%、より好ましくは、5から200%を与える量で投与され得る。特に、用量は、1と2,000μg/日の間、より好ましくは、1μgと500μgの間、最も好ましくは、20と200μg/日の間、特には、1用量単位当たり5μgから150μgの間の量であり得る。]
[0029] 他の態様によれば、本発明は、葉酸塩および還元型葉酸塩の両方の投与により確実に影響が与えられる欠乏または疾患のいずれかの予防および/または治療のための薬物、食品添加物または栄養補助剤の調製のための、上記に規定したように、本発明の、少なくとも1種の化合物および/または1種の組成物の使用を開示する。]
[0030] 単なる例示であるが、上記に規定したように、本発明の化合物および/または組成物は、例えば、認知症および空胞性脊髄症に伴う亜急性脳炎などの神経疾患;例えば、早発性閉塞性動脈疾患、乳幼児期および小児期における重症な血管疾患、進行性動脈狭窄、間欠性跛行、腎血管性高血圧、虚血性脳血管障害、早発性網膜動脈および網膜静脈閉塞、大脳閉塞性動脈疾患、閉塞性末梢動脈疾患、血栓塞栓性疾患および/または虚血性心疾患による早発性死亡などの病態心理学的、血管および循環器疾患;例えば、乾癬、セリアック病、関節炎および炎症状態などの自己免疫疾患;葉酸塩欠乏のための巨大赤芽球貧血、腸吸収障害、流産することおよび/または神経管欠陥、口唇裂欠陥および/または口蓋裂欠陥を有する胎児を有するという女性のリスク低減のため、ホモシステインレベルおよび/または代謝を維持および/または正常化するため;DNAおよびRNAの合成および/または機能化および/または変化を変更させることならびに細胞合成を変更させること;うつ病の予防および/または治療のための薬物、食品添加物または栄養補助剤の調製のために、使用され得る。]
[0031] 本発明の化合物は、当業者であれば容易に理解するように、当分野の一般的な知識を単純に適用することにより調製され得るが、非制限的な例として、本発明の化合物は、好ましくは、窒素雰囲気下で攪拌しながら、塩基を酸に対してモル比で約200から300%で、D−グルコサミンまたはD−ガラクトサミンを含む水溶液に所望の置換または非置換の葉酸または還元型葉酸を加えることにより調製され得る。]
[0032] 結果として、所望の酸は完全に溶解され、それにより、約6.3と8.0の間のpHを有する、所望の葉酸塩または還元型葉酸塩を含む均一で透明な溶液が得られる。]
[0033] モル比200%で、所望の置換または非置換の葉酸塩または還元型葉酸塩とD−グルコサミンまたはD−ガラクトサミンとから得られる塩は、完全に水溶性であり、当業者であれば直ちに理解できるように、例えば当分野の共通の一般的な知識を単純に適用することにより、および別法として、得られた所望の葉酸塩または還元型葉酸塩の溶液を直接凍結乾燥することにより、または得られた所望の葉酸塩または還元型葉酸塩の溶液を噴霧乾燥することにより、自ずから明らかなように、容易に集められ得る。]
[0034] 実施される回収法に関係なく、本発明の所望の葉酸塩または還元型葉酸塩がほぼ定量的な量で得られることは有利な点として注目され得る。]
[0035] 以下の実施例は、制限することなく、本発明を例示する。]
[0036] D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩の調製
5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸4.60g(10mmol)を少しずつ加え、窒素雰囲気下で攪拌されたD−グルコサミン(3.58g、20mmol)の水溶液30mlに完全に溶解した。得られた溶液(pH6.53)を凍結乾燥して、8.72gの標題生成物を得た。]
[0037] 分析データ:
5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸中のHPLC力価:計算値56.18%(乾燥生成物基準で);測定値55.22%(理論値の98.3%);
比旋光度[α]20D=+54.2°(C=1水中)
NMR(D2O):7.45(d,2H);6.55(d,2H);5.20(bs,2H);4.05(m,H);3.70−3.40(m,7H);3.38−3.00(m,6H);2.99−2.70(m,4H);2.40(s,3H);2.15−2.05(m,2H);2.05−1.90(m,1H);1.90−1.75(m,1H)。]
[0038] D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩の調製
5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸9.19g(20mmol)を少しずつ加え、窒素雰囲気下で攪拌されたD−グルコサミン(7.12g、40mmol)の水溶液60mlに完全に溶解した。得られた溶液(pH6.53)を噴霧乾燥して、16.9gの標題生成物を得た。]
[0039] 分析データ:
5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸中のHPLC力価:計算値56.18%(乾燥生成物基準で);測定値55.13(理論値の98.2%);
比旋光度[α]20D=+54.0(C=1水中)
NMR(D2O):7.45(d,2H);6.55(d,2H);5.20(bs,2H);4.05(m,H);3.70−3.40(m,7H);3.38−3.00(m,6H);2.99−2.70(m,4H);2.40(s,3H);2.15−2.05(m,2H);2.05−1.90(m,1H);1.90−1.75(m,1H)。]
[0040] D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩の調製
対応する(6R,S)−5−メチルテトラヒドロ葉酸を分離して得た5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸4.60g(10mmol)を少しずつ加えて、窒素雰囲気下で攪拌されたD−グルコサミン(3.58g、20mmol)の水溶液30mlに完全に溶解した。得られた溶液(pH6.53)を凍結乾燥して、8.72gの標題生成物を得た。]
[0041] 分析データ:
5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸中のHPLC力価:計算値56.18%(乾燥生成物基準で);測定値55.7%(理論値の99.1%);
比旋光度[α]20D=+42.6°(C=1水中)
NMR(D2O):7.45(d,2H);6.55(d,2H);5.20(bs,2H);4.05(m,H);3.70−3.40(m,7H);3.38−3.00(m,6H);2.99−2.70(m,4H);2.40(s,3H);2.15−2.05(m,2H);2.05−1.90(m,1H);1.90−1.75(m,1H)。]
[0042] D−グルコサミンL−葉酸塩の調製
L−葉酸4.41g(10mmol)を少しずつ加えて、窒素雰囲気下で攪拌されたD−グルコサミン(3.58g、20mmol)の水溶液40mlに完全に溶解した。得られた溶液(pH6.53)を凍結乾燥して、7.95gの標題生成物を得た。]
[0043] 分析データ:
L−葉酸中のHPLC力価:計算値55.2%(乾燥生成物基準で);測定値54.6(理論値の99.0%);
比旋光度[α]20D=+44.5°(C=1水中)
NMR(D2O):8.42(s,1H);7.45(d,2H);6.42(d,2H);5.20(bs,2H);4.25(s,2H);4.05(m,1H);3.75−3.45(m,6H);3.35−3.20(m,2H);3.15−3.00(m,2H);2.15−2.05(m,2H);2.05−1.90(m,1H);1.90−1.75(m,1H)。]
[0044] D−ガラクトサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩の調製
5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸4.60g(10mmol)を少しずつ加えて、窒素雰囲気下で攪拌されたD−ガラクトサミン(3.58g、20mmol)の水溶液30mlに完全に溶解した。得られた溶液(pH6.53)を凍結乾燥して、8.72gの標題生成物を得た。]
[0045] 分析データ:
5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸中のHPLC力価:計算値56.18%(乾燥生成物基準で);測定値55.5%(理論値の98.8%);
比旋光度[α]20D=+51.43°(C=1水中)
NMR(D2O):7.45(d,2H);6.55(d,2H);5.20(bs,2H);4.15(m,H);3.70−3.35(m,7H);3.30−2.85(m,10H);2.40(s,3H);2.15−2.05(m,2H);2.05−1.90(m,1H);1.90−1.75(m,1H)。]
[0046] D−ガラクトサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩の調製
対応する(6R,S)−5−メチルテトラヒドロ葉酸を分離して得た5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸4.60g(10mmol)を少しずつ加えて、窒素雰囲気下で攪拌されたD−ガラクトサミン(3.58g、20mmol)の水溶液30mlに完全に溶解した。得られた溶液(pH6.53)を凍結乾燥して、8.72gの標題生成物を得た。]
[0047] 分析データ:
5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸中のHPLC力価:計算値56.18%(乾燥生成物基準で);測定値55.5%(理論値の98.8%);
比旋光度[α]20D=+66.5°(C=1水中)
NMR(D2O):7.45(d,2H);6.55(d,2H);5.20(bs,2H);4.15(m,H);3.70−3.35(m,7H);3.30−2.85(m,10H);2.40(s,3H);2.15−2.05(m,2H);2.05−1.90(m,1H);1.90−1.75(m,1H)。]
[0048] D−ガラクトサミンL−葉酸塩の調製
L−葉酸4.41g(10mmol)を少しずつ加えて、窒素雰囲気下で攪拌されたD−ガラクトサミン(3.58g、20mmol)の水溶液40mlに完全に溶解した。得られた溶液(pH6.53)を凍結乾燥して、7.95gの標題生成物を得た。]
[0049] 分析データ:
L−葉酸中のHPLC力価:計算値55.2%(乾燥生成物基準で);測定値54.7(理論値の99.1%);
比旋光度[α]20D=+49.77(C=1水中)
NMR(D2O):8.42(s,1H);7.45(d,2H);6.42(d,2H);5.20(bs,2H);4.25(s,2H);4.05(m,1H);3.75−3.45(m,6H);3.35−3.20(m,2H);3.15−3.00(m,2H);2.15−2.05(m,2H);2.05−1.90(m,1H);1.90−1.75(m,1H)。]
[0050] 安定性
下表に記載した化合物の安定性について、粉末形態で、封をしたアルミホイル袋の中に入れ、遮光された密閉容器中にサンプルを保存し、6および12カ月後に、純度と力価を測定して試験した。]
[0051] ]
[0052] 比較として、結晶性(6R,S)−、(6S)−および(6R)−テトラヒドロ葉酸カルシウム塩は、US5,817,659(実施例1)に開示されているように、9カ月後に力価が約2%減少した一方、US6,271,374(実施例1)に報告されているように、結晶性(6S)−および(6R)−テトラヒドロ葉酸カルシウム塩では、そのような減少が12カ月後に約7%に達したことは注目され得る。結晶性5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸カルシウム塩に関しては、US6,441,168(実施例1)は、代わりに、12カ月後の力価減少は約1%に達したと報告している。]
[0053] 上記の表に示されたデータからみて、本発明の化合物に関しては、安全に12カ月の有効期限を設定でき、12カ月後の力価減少は1%未満であることがさらに注目される。上記の表に記載の化合物はどれも高い安定性を示し、これらの純度および力価の両方とも12カ月後でも、要求仕様内に十分入る結果を与えた。特に、純度およびその力価を検出して、酸部分の安定性がHPLCにより観測された。]
[0054] バイオアベイラビリティー
体重200−300gのマウス12匹で、以下に報告するように、選択された化合物の用量をラクトースに分散して含む3mgのカプセル1個をマウスのそれぞれに投与して生物学的試験を行った。]
[0055] 次いで、選択された化合物の造血値を、定期的な時間間隔(0、30、60、95、120分)後に評価した。]
[0056] 以下の化合物、D−グルコサミン葉酸塩(60μg)、D−グルコサミン[6R,S]5−メチルテトラヒドロ葉酸塩(61μg)、D−グルコサミン[6S]5−メチルテトラヒドロ葉酸塩(61μg)、D−ガラクトサミン葉酸塩(60μg)、D−ガラクトサミン[6R,S]5−メチルテトラヒドロ葉酸塩(61μg)、D−ガラクトサミン[6S]−5−メチルテトラヒドロ葉酸塩(61μg)を試験し、以下のもの、非晶性葉酸カルシウム塩(38μg)、非晶性[6R,S]−5−メチルテトラヒドロ葉酸カルシウム塩(39μg)、非晶性[6S]−5−メチルテトラヒドロ葉酸カルシウム塩(39μg)、結晶性葉酸カルシウム塩(39μg)、結晶性[6R,S]−5−メチルテトラヒドロ葉酸カルシウム塩(39μg)、結晶性[6S]−5−メチルテトラヒドロ葉酸カルシウム塩(39μg)と比較した。]
[0057] 生物学的な試験は、本発明の化合物を投与することにより、対応する葉酸塩および還元型葉酸塩のカルシウム塩の同様な用量を動物に投与した時に見出される値よりも、造血レベルが約20%高い結果を与えることを示した。]
[0058] さらに、非晶性のカルシウム塩を投与することにより、結晶性のカルシウム塩に比べて、以下の表で例示されているように、バイオアベイラビリティーがわずかではあるが有意に増加(約10%)することが注目された。]
[0059] ]
実施例

[0060] したがって、本発明のD−グルコサミンおよびD−ガラクトサミン化合物の高水溶性が、いかにして確実におよび有意にそれらの吸収に影響を及ぼし、それによりすべての分子の活性部分のバイオアベイラビリティーを増強していることが明らかである。]
权利要求:

請求項1
D−グルコサミンおよびD−ガラクトサミンからなる群から選択される少なくとも1種の有機塩基の、置換もしくは非置換の葉酸塩もしくは還元型葉酸塩、またはその天然もしくは非天然の異性体である、結晶性または非晶性化合物。
請求項2
還元型葉酸塩が、(6R,S)、(6S)または(6R)配置を示す、請求項1に記載の化合物。
請求項3
還元型葉酸塩が、ジ−またはテトラヒドロ葉酸塩である、請求項1または2に記載の化合物。
請求項4
葉酸塩および還元型葉酸塩が、非置換のまたは5−メチル−、5−ホルミル−、10−ホルミル−、5,10−メチレン−、5,10−メテニル−部分によって置換されている、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、−葉酸塩、−ジヒドロ葉酸塩、−テトラヒドロ葉酸塩からなる群から選択され、化合物は、考えられる場合は常に、(6R,S)、(6S)または(6R)配置である、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
請求項5
葉酸塩および還元型葉酸塩が、D−グルコサミン−葉酸塩、D−ガラクトサミン−葉酸塩、D−グルコサミン(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−ガラクトサミン(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−ガラクトサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6R)−テトラヒドロ葉酸塩からなる群から選択される、請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
請求項6
葉酸塩および還元型葉酸塩が、D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン−葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン葉酸塩からなる群から選択される、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
請求項7
D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩またはD−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩である、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
請求項8
D−グルコサミン葉酸塩である、請求項1から7のいずれかに記載の化合物。
請求項9
還元型葉酸塩が、(6S)配置である、請求項1から8のいずれかに記載の化合物。
請求項10
非晶性状態にある、請求項1から9のいずれかに記載の化合物。
請求項11
還元型葉酸塩が、D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩またはD−ガラクトサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩である、請求項1から10のいずれかに記載の化合物。
請求項12
D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩である、請求項1から11のいずれかに記載の化合物。
請求項13
請求項1から12のいずれかに記載の少なくとも1種の化合物を含む組成物。
請求項14
化合物が、D−グルコサミンおよびD−ガラクトサミンからなる群から選択される少なくとも1種の有機塩基の、置換もしくは非置換の葉酸塩もしくは還元型葉酸塩、またはこの天然もしくは非天然の異性体である結晶性または非晶性化合物であり、および以下の物質:ラクトース一水和物、結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸、ビタミン、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩、アルギニン、リジン、チアミン、必須の、飽和または不飽和のω−3および/またはω−6脂肪酸、SAMe、コバラミン、ユビキノン、プロバイオティクス、リン脂質、セリン、コリン、イノシトール、エチレンジアミン、植物抽出物、メラントニン、ミネラル、オリゴエレメントのうちの少なくとも1種をさらに含む、請求項13に記載の組成物。
請求項15
葉酸塩および還元型葉酸塩が、D−グルコサミン−葉酸塩、D−ガラクトサミン−葉酸塩、D−グルコサミン(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−ガラクトサミン(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6R)−テトラヒドロ葉酸塩;D−ガラクトサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6R)−テトラヒドロ葉酸塩からなる群から選択される、請求項11または14に記載の組成物。
請求項16
葉酸塩および還元型葉酸塩が、D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−グルコサミン葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩、D−ガラクトサミン葉酸塩からなる群から選択される、請求項11から15のいずれかに記載の組成物。
請求項17
化合物が、D−グルコサミン5−メチル−(6R,S)−テトラヒドロ葉酸塩またはD−グルコサミン5−メチル−(6S)−テトラヒドロ葉酸塩である、請求項11から16のいずれかに記載の組成物。
請求項18
化合物がD−グルコサミン葉酸塩である、請求項11から17のいずれかに記載の組成物。
請求項19
ビタミン、脂肪酸、プロバイオティクスおよび植物抽出物が、それぞれ以下のもの:ビタミンA、B、C、D、E、K、PP;DHA、ARA、EPA;ラクトバシリ、芽胞、イースト;ブルーベリー、ロイコシアニジン、銀杏、朝鮮人参、緑茶、バレリアン、トケイソウ、カモミールからなる各群から選択される、請求項11から18のいずれかに記載の組成物。
請求項20
ビタミンBが、ビタミンB1、B2、B6またはB12のいずれかであり、ならびにビタミンDが、ビタミンD3である、請求項11から19のいずれかに記載の組成物。
請求項21
葉酸塩および還元型葉酸塩の両方を投与することにより確実に影響を与える欠乏または疾患のいずれかの予防および/または治療のための、薬物、食品添加物または栄養補助剤の調製のための、請求項1から20のいずれかに記載の、少なくとも1種の化合物および/または1種の組成物の使用。
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